高級手挽きミルの代名詞とも言われる「Comandante(コマンダンテ)」。
多くのレビューでは絶賛の声が並んでいますが、購入前に知っておきたい“注意点”も確かに存在します。
本記事では、実際に使って感じた視点から、**Comandanteの「3つのデメリット」**を率直にご紹介します。
購入後に「思っていたのと違った…」とならないよう、しっかり見極めてから選びましょう。
デメリット1:価格が高い(初期投資に覚悟が必要)
Comandanteの価格帯は4-5万円台と、手挽きミルの中でも圧倒的に高額です。
「本当にそこまでの価値があるのか?」
「コーヒー初心者の自分にはもったいないのでは?」
という不安は当然。実際、初めてのミルとしてはハードルが高めです。
ただし、長い目で見れば「10年以上使える」「味が安定する」という点で、コスパは高いとも言えます。
とはいえ、最初の出費が心理的に重く感じる人には、別の選択肢も検討の余地ありです。
デメリット2:手挽きに時間と手間がかかる
いくらスムーズに回るとはいえ、手動である以上、毎回の使用に30〜60秒は必要です。
朝が忙しい人や、挽く時間を短縮したい人にとっては、“豆を挽く”という行為自体が負担になる可能性があります。
また、豆の量や焙煎度によっては力が必要な場面もあります。
特に浅煎りや硬めの豆では、「もっと楽に挽きたい」と感じることも。
▼ 対処法
- 少量ずつ挽く
- 挽く時間もコーヒー時間の一部と考える
- 時短したいなら1Zpressoや電動ミルも視野に
デメリット3:エスプレッソ用途には不向き
Comandanteはエスプレッソ用の極細挽きには対応していません。
挽き目調整のダイヤルも、エスプレッソ向きに設計されておらず、エスプレッソマシンでの使用には非推奨です。
そのため、ドリップやフレンチプレス、エアロプレスなどが主な用途になります。
多用途に対応したい方は、1Zpressoのモデルを検討するのがよいでしょう。
デメリット④:重くて携帯性にやや難あり
本体重量は約600g前後と、手挽きミルの中ではやや重め。
キャンプや出張など、荷物の多い場面では不向きと感じることもあります。
家でじっくり使うには問題なし
- 持ち運び前提ならTIMEMORE C2や1Zpresso X-Ultraなどの軽量モデルの方が快適
🔸 対策ポイント: 持ち運び用途と自宅用でミルを分けるのも一つの選択肢。
【逆に】Comandanteの“真の魅力”とは?
あえてデメリットを知った上で、それでもComandanteを選ぶ人が多い理由があります。
- 毎朝、豆を挽く時間が「儀式」のように心を整えてくれる
- 道具に対する満足感・愛着が日々深まっていく
- 味の再現性・透明感に、ハッとするような驚きがある
これは数字では語れない、使って初めてわかる価値です。
Comandanteは“デメリット込みで納得できる人”向け
ここまでの3つのデメリットをまとめると、Comandanteは以下のような人にこそ向いています:
✅ 挽く時間も含めて「コーヒー体験」を楽しみたい人
✅ 一生モノのミルを探していて、長期目線でコスパを重視する人
✅ ドリップや浅煎りにこだわりたい人
逆に、以下のような方は注意が必要です:
- 忙しい朝に時短したい人
- コーヒーを挽く行為そのものが億劫な人
- エスプレッソや多用途を求める人
購入前のチェックリスト
- 価格に見合った価値を自分は感じられるか?
- 挽く時間も楽しめそうか?
- 使用用途はドリップ中心か?
→ すべて「YES」なら、Comandanteは間違いなくあなたにとっての“正解”です。
まとめ:Comandanteを選ぶ前に「自分の価値観」と照らし合わせよう
Comandanteは素晴らしいミルですが、誰にとっても“完璧な選択”とは限りません。
この記事で紹介した3つのデメリットを把握したうえで、それでも「欲しい」と思えたら、きっとあなたにとって最高の相棒になります。
自分にとって何が大切か、どんな時間を過ごしたいか──
その答えが、Comandanteを選ぶべきかどうかを教えてくれます。
Comandanteの購入は「正規品」で!おすすめショップ紹介
Comandanteは人気商品ゆえに、偽物や模倣品の流通も心配されています。
せっかく買うなら、信頼できる正規ルートから手に入れたいところ。
以下は、正規品が購入できるおすすめショップです:
- 日本で唯一の代理店「ボンタイン珈琲オンラインショップ」
- 筆者購入:並行輸入品の販売店「GOOD IMPORTS 楽天市場店」
- その他の販売店(見極め注意)
詳細は別記事でも解説しています。

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