ホットコーヒーは水筒に入れるとまずい?原因と対策を解説

ホットコーヒーは水筒に入れるとまずい?

水筒に入れたコーヒーが
なんだか美味しくない。。。

こんな経験ありませんか?

それは実は気のせいではなく
科学的に仕方ないことなのです。

家で美味しく淹れたコーヒー、
せっかくなら外でも美味しく飲みたいですよね。

  • 出勤しながら
  • 外にお出かけするとき

美味しいコーヒーが片手にあると
1日の気分も上がります。

家で淹れたコーヒーを外でも飲みたいけど、水筒(タンブラー)に入れると不味くなる

今回はそんな現象にお悩みの方のために、

  • 水筒に入れたコーヒーはなぜまずいのか?
  • どうしたらまずくならないのか?

原因と対策を考えていきたいと思います。

みなさまの素敵なコーヒーライフの
一助になると幸いです。

目次

ホットコーヒーを水筒(タンブラー)に入れるとまずい原因

なぜコーヒーを水筒(タンブラー)に
入れるとまずいのか?

考えられる原因は2つ。

  1. 温度変化で舌の感じ方が変わる
  2. 酸化して劣化する

原因①温度変化で舌の感じ方が変わる

そもそもコーヒーは
温度が下がるにつれて味が変わります。

というか舌の感じ方が変わるようです。

一般的にコーヒーの飲み頃の適温は60℃〜70℃と言われていて、70℃以上は舌の感覚が麻痺し味を感じにくくなります。

淹れたてのコーヒーは心地よい苦味と香りが一番感じられ、冷めてくると少しずつ酸味や複雑な風味が現れてきます。

温度変化による味の経過はネガティブなものではなくコーヒーの楽しみの一つとも言えます。

いつも淹れたてを飲むことに慣れている人は、水筒(タンブラー)に淹れて少し冷めたコーヒーにギャップを感じることがあるかも知れません。

原因②コーヒーが酸化してまずくなる

こちらの方が
原因としては大きなものだと思います。

淹れたコーヒーは、時間の経過とともに酸化が進み、味や香りが劣化します。酸化によって以下の変化が起こります。

  1. 揮発性化合物の分解により香りが失われる。
  2. 脂質とポリフェノールの酸化で苦味や不快な風味が増える。
  3. 酸味が減少し、味が平坦になる。

よって、そもそもコーヒーはタンブラーで持ち運び時間をかけて飲むことに向いていない飲み物と言えます。

コーヒーがまずくならないための対策

「コーヒーは持ち運びに向いてない」

残念な事実ですが、それでも淹れたコーヒーを持ち運びたい人のために考えられる対策は以下の3つです。

  1. 短時間で飲み切る
  2. 容器を密閉する
  3. アイスコーヒーで淹れる

①短時間で飲み切る

淹れたコーヒーが劣化する前に飲み切ってしまうアプローチです。

30分以内が理想ですが、カフェに滞在する時間くらいが目処ではないかと思います。

コーヒーはそういうものだと開き直り、持ち出しの計画を見直してみましょう。

②容器を密閉する

コーヒーが空気中の酸素と結びつくことで酸化が起こります。

できるだけ空気に触れさせないために、飲まない間はフタをして密閉しておくことをおすすめします。

液面の表面積が広いと空気と触れ合う面積も増えるので、理想は細長い容器に適量が入る水筒(タンブラー)を選ぶのがいいかもしれません。

③アイスコーヒーで淹れる 

酸化するスピードを小さくするアプローチです。

液体の温度が高いほど酸化は早く進みます。

アイスコーヒーや水出しコーヒーなど最初から低温で抽出すれば、酸化は最小限に抑えられると言えます。

個人的にどうしてる?

コーヒーを水筒(タンブラー)に入れて、
まずいと思ったときはショックでした。

せっかく気に入ったタンブラーを買い、これで外でも美味しいコーヒーを飲めると思っていたのに。

しかし、今はマインドを変えて、水筒に入れたコーヒーを楽しんでいます。

マインド①半分対策して半分諦めている

コーヒーを水筒に入れるときは、
味の劣化は半分諦めています。

できる限りの対策をして、
それでも味が落ちる分には仕方ない。

対策は、

  • 夏はアイスコーヒーにする
  • ホットコーヒーのときは出来るだけフタをして空気に触れさせないように、そして早く飲みきる

以上を心がけています。

感覚的には、淹れてから1〜2時間はまぁ許容範囲

3〜4時間経つとさすがに違う飲み物

早く飲み切るに越したことはないですね。

マインド②コーヒーは繊細。でも、だから美味しい!

コーヒーは複雑で繊細な飲み物。

繊細な飲み物だから小さな変化も味には大きな影響を及ぼします。

しかし、それが人を虜にする要因の一つでもあります。

一般に言われている

  • 新鮮な豆を使う
  • 挽きたての豆を使う
  • 飲み切る量でこまめに淹れる
  • 温め直したりしない

これらは酸化への対策のひとつなのですね。

コーヒーが劣化する要因をできるだけ少なくすることで、美味しいコーヒーを飲むことができる

これを改めて感じさせられた経験でした。

まとめ

淹れた後のコーヒーは、空気中の酸素や温度の影響で酸化が進み、香りや味が劣化します。

酸化を防ぐ方法を実践することで、コーヒーを長く美味しく保つことができます。

  • 短時間で飲み切る
  • 容器を密閉する
  • アイスコーヒーでいれる

コーヒーを水筒(タンブラー)に入れるとまずいと感じたことがある人は是非参考にしてみてください。

また、酸化しないための最適なタンブラーを見つけたら紹介したいと思います。

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この記事を書いた人

コーヒーの資格取得に燃えるコーヒー素人。スペシャリティコーヒー愛飲歴7年。「コーヒーを1から学んでみたい」そんな人のためになる情報を発信。コーヒーの世界に飛び込んでみよう!

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